ニオイの原因になる食べ物を避け、ニオイを抑える食習慣を取り入れる。比較的カンタンで、効果を実感しやすいのが食べ物での対策です。
ワキガ対策の食べ物
まずは、汗臭くなる食べ物を知って、避けることです。
体臭・ニオイの原因になる食べ物
「食の欧米化」と言われるように、肉食に代表される、動物性タンパク質・脂質(油もの)の多い食事やジャンクフード・スナック菓子。
アポクリン腺の働きが活発に
このような食生活では、アポクリン腺の働きが活発になり、ワキガの状態が強くなります。
ラーメン・唐揚げ
みんな大好き!といってもおかしくないほど(私も大好き)人気の唐揚げや、こってりしたラーメンの脂分は、体の中で「酸化」して、将来的には「加齢臭」がキツくなる要因にも。
お肉の食べ過ぎ
肉類の動物性タンパク質は、分解されて、あのニオイのキツい「アンモニア」も発生させます。
特に、野菜が足りてないと「腸内環境」に悪影響となり、イヤなニオイの原因に。
野菜を食べて
お肉を食べる時は「3倍量の野菜を」って話を聞いたことないですか?
野菜を多く食べることで、動物性タンパクの「毒消し」になるのです。
でも、野菜を多く食べれば、お肉をたくさん食べてもいいか? というわけではありません。
やはり出来るだけ、お肉は少なめに。その代わり、良質なお肉を選んで、満足度をアップさせるのもいいでしょう。
私も以前は唐揚げとか焼き肉とか大好きで、よく食べてましたが、食べないなら食べないで済ますことができるようになりました。
タンパク質と脂質の補給
タンパク質も脂質も、体にとっては大切な栄養素ですから、食べないわけにはいきません。そこで、タンパク質を動物性ではなく、大豆などの植物性に置き換えます。
脂質はゴマやナッツ類(くるみやアーモンド)などからも摂れます。ただし、食べ過ぎは脂質のとり過ぎになるので良くありません。ご注意を。
お肉大好き!
お肉が好きなら、脂質の少ない「鶏むね肉」や「豚ヒレ肉」なんかを食べるとまだマシでしょう。
卵
植物性だけでなく、動物性タンパク質も摂ったほうがバランスがいいので、動物性としては「卵」を食べるのも有効です。
卵はいろいろと栄養価が高く、重宝する食材です。
魚
他には魚も動物性タンパク質です。お手軽に食べられるのは「かつお節」。いろんなものに、ふりかけて食べれば、余分な調味料で味付けする必要がないぐらいです。
私は玉子焼きをよく食べますが、フライパンには油をひかず、味付けもしません。食べるときに、かつお節をふりかけて調味料代わりにしてます。
油ものはハイリスク
揚げ物はもちろんですが、スナック菓子や菓子パンなどは、意外と油(脂質)が多く含まれてます。
ワキガ体質ではなくても、そもそも健康には良くありません。
「血管プラーク」と言って、血管の内側に汚れがたまって、動脈硬化になり、「心筋梗塞」や「脳梗塞」リスクが高まるのです。
突然死などのリスク
「心筋梗塞」や「脳梗塞」になると、突然死したり、体が部分的に動かせなくなる症状(半身不髄)になったりするので、本当に恐ろしいです。
ちょっと話がそれましたが、油ものは控えておいた方がいいですよ。
アルコール(お酒)
お酒の飲みすぎも、よくありません。アルコールは胃や肝臓で「アセトアルデヒド」に分解されます。これがニオイの原因に。
発がん物質
アセトアルデヒドは、発がん物質としても知られるようになりました。
体質にもよりますが、小腸から体内に吸収され、体のあちこちで悪さをするというのです。
お酒を飲む時は
アルコールは出来るだけ少なめに、そして、飲む時はいっしょに水を飲んで、アルコール濃度を薄めるようにしましょう。
空腹で飲むのはNG
何も食べてない状態でアルコールを飲むと、すぐに小腸から吸収されて、脳に作用してしまいます。
早く酔いが回ってしまい、気持ちよくなり、さらに飲む量が増えます。
他の食べ物が無い、純度の高い状態のアルコールが体内に吸収されてしまいます。体臭のことだけでなく、健康面でよくありません。
体臭を減らす食べ物を食べる
汗臭くなる食べ物を避けることがわかったら、次は汗臭くならない、体臭をおさえるような食べ物について知ることです。
お肉との食べ合わせ
お肉を食べるときに、消臭作用のある食材を組み合わせると、お肉の影響を減らすことができます。
アルカリ性食品
お肉は「酸性食品」で、体臭の原因になります。この酸性のデメリットを打ち消して、バランスを整えてくれるのが「アルカリ性食品」。
ちなみにアルカリ性食品には、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどが多く含まれていますので、体臭のことだけでなく、健康面の全般にとっていいのです。
アルカリ性食品の例
- 野菜
- 果物
- キノコ類
- 大豆食品
- 梅干し
- 酢のもの
- 海藻類
普段よく食べる、ご飯やパンといった「穀物」、肉や魚、卵、砂糖も酸性食品なので、意識的にアルカリ性食品を摂らないと、ついつい酸性寄りの食生活になってしまっているパターンが多いです。
野菜は小松菜やほうれん草、色のついたトマトやパプリカ、ニンジンなんかもいいです。
抗酸化食品
老化を進め、「加齢臭」や「ストレス臭」の原因にもなる「活性酸素」をおさえ、「抗酸化作用」のある、以下のような食品。
ビタミン類
いくつも種類があるビタミン類ですが、酸化を防ぐ働きのある「ビタミンC」と「ビタミンE」が特に大切。同時に摂ると、さらに良いです。
ビタミンCの例
- 葉もの野菜
- レモン
- みかん
- アセロラ
- キウイ
- イチゴ
- 緑茶
ビタミンEの例
- ナッツ類
- ゴマ
- 植物油
- 桜えび
- うなぎ
- アボカド
ナッツ類は、まずアーモンドが代表。ほかにピーナッツ、ヘーゼルナッツ。そして、ひまわりの種といった種子類も。
植物油は、小麦胚芽油、ひまわり油、ベニバナ油、トウモロコシ油や大豆油。
腸内環境
腸内環境を良くすると、健康面の全般に有効です。
食物繊維
お肉の食べ過ぎは腸内環境を悪くしますし、食物繊維が豊富な食べ物は、腸内の「善玉菌」のエサになります。
食物繊維は海藻類、きのこ類、野菜などに多いです。
発酵食品
腸内環境をよくするには、発酵食品も効果的。代表的なのは、納豆、味噌汁、ぬか漬け。
和食は健康食
体臭をおさえるために有効な食材は、「アルカリ性食品」「抗酸化食品」「腸内環境を良くする食品」。和食の食材が多いです。
「日本人は体臭が少ない」と言われるのも、このような食生活を送っているからです。
「食の欧米化」や、「ジャンクフード」の影響で、体の中が酸性に寄り過ぎたりして、イヤなニオイの原因にもなっています。
イヤなニオイがするということは、体の中が汚れていて、健康面に悪影響、生活習慣病となり、ツラい思いをしなければならなくなります。
健康の全般のため
体臭のことだけでなく、健康面の全体を考えて、食べるものに気をつけたいものです。
ちなみに私の場合、腸内環境を意識した食事で、体臭はもちろん、花粉症がかなり軽くなったり、体重が減ったり(ダイエット)、いろいろと健康面でのメリットを実感しています。
- 肉類・油ものは控えめに
- 野菜を多く
- タバコやお酒も控えめに
- 適度な運動で汗を流す